ホーム フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか 交通・商業・都市政策を読み解く

フランスの地方都市にはなぜシャッター通りがないのか 交通・商業・都市政策を読み解く

セール価格 2,530円(税込)

日本と同じくクルマ社会で、郊外には巨大なショッピングモールがあるのに、なぜフランスの地方都市の中心市街地は活気に溢れ、魅力的なのか。

「駐車場と化した広場」から「歩いて楽しいまちなか」への変化の背景にある、歩行者優先の交通政策、中心市街地と郊外を共存させる商業政策、スプロールを防ぐ都市政策を読み解く。

■目次

1章 日本とフランス、地方都市の今

  1 日本の地方都市の現状

  2 フランス地方都市の元気なまちなか

2章 「賑わう地方都市のまちなか」ができるまで

3章 「歩いて暮らせるまち」を実現する交通政策

  1 歩行者優先のまちづくり

  2 自転車政策

  3 バスの活用

  4 トラムとトラムトレインの導入

  5 都市とクルマ

  6 都市交通計画を支えるしくみ

  7 誰のための交通か?

  ・元ストラスブール市長へのインタビュー

4章 中心市街地商業が郊外大型店と共存するしくみ

  1 フランスの商業調整制度

  2 あらゆる人にとって中心市街地を魅力的にする取り組み

  ・アンジェ市中心市街地活性化担当官へのインタビュー

5章 「コンパクトシティ」を後押しする都市政策

  1 商業・交通政策と連携する都市計画

  2 都市の拡散を防ぐ住宅政策

  ・アンジェ都市圏共同体副議長へのインタビュー

  3 住宅開発企画の実際

  ・ソデメル機構担当者へのインタビュー

  4 マスターアーバニストの役割

  ・マスターアーバニストへのインタビュー

6章 社会で合意したことを実現する政治

  1 自治体の広報戦略と市民参加・合意形成

  2 アンジェ都市圏共同体の商店への対策と工事中の補填

  ・ミッション・トラム局長へのインタビュー

  3 工事中の駐車対策

  ・アンジェ市最大の商店街組合会長へのインタビュー

  4 フランスではなぜ自治体がイニシアティブを発揮できるのか

  ・アンジェ都市圏共同体議長・アンジェ市長へのインタビュー

7章 フランスから何を学ぶか

  1 フランスから学ぶべき戦略

  2 日本が採るべき具体的な戦術

著者:ヴァンソン藤井由実、宇都宮浄人

出版社:学芸出版社

サイズ:A5

ページ数:203

発行年:2016.11