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建築フィールドワークの未来形

セール価格 4,290円(税込)

建築学フィールドワークは、現地調査に留まらず、デザインやコンサベーションの現場,バーチャル空間、メディア領域へと拡張している。建築学・人類学・デザインを専門とするフィールドワーカー25人の現代の実践から、時代を超えて変わらないフィールドワークの本質と、その「未来形」を展望する。

■目次
・序章 建築フィールドワークにおける拡張
――対象と身体から過去、現在、未来を見通す
  前田昌弘・本間健太郎・栗原伸治・稲垣淳哉

・第Ⅰ部 FIELD×CO-DESIGN
 第1章 教育実践における展開
――フィールドワークを通した課題発見からデザインへ 那須聖
 第2章 建築設計との連関
――フィールドワークを実装する 稲垣淳哉
 第3章 「理解」と「関わり」の往来
――スラムの未来を共にデザインする 井本佐保里
 第4章 環境との協同
――長屋をつくる/長屋がつくる 前田昌弘
 第5章 ノンエンジニアド建設の耐震化
――フィールドで専門性を融合する 今井弘
 第6章 「座る学」
――身体を通じた日常の理解からデザインへ 新倉梨加
 COLUMN1 編む――復興とフィールドの重ね合わせ 土田亮

・第II部 FIELD×VIRTUAL
 第7章 建築史研究における実測
――現場がはぐくむ身体性 藤田康仁
 第8章 アナログとデジタルの往還
――フィールドワークで未来をデザインできるか 清水郁郎
 第9章 デジタルツインによる熱環境の可視化
――情報技術が広げる多次元ネットワーク 中大窪千晶
 第10章 デジタルエスノグラフィと人類学者ゲーム
――身近な世界を変革する想像力 小川さやか
 第11章 ビッグデータとフィールドワーク
――作業椅子のデータ人類学者にフィールドの手触りは届くのか 本間健太郎
 COLUMN2 記録する――建築史研究における調査手法の変遷 藤田康仁

・第III部 FIELD×MEDIA
 第12章 紙上フィールドワークを生む
――ドローイングがひらく建築表現の可能性 田中智之
 第13章 「観察スケッチ」とデザイン
――描くことでかたちや素材の理由を発見する 檜垣万里子
 第14章 街並み散策体験の共有化
――参加型フィールドワークで地域の魅力を描出する 天羽生悠矢
 第15章 虚像と実像の融解
――フィールドワークに「私」は必要か? 栗原伸治
 第16章 液体状のパタン・ランゲージ
――画像生成AIを用いて地域の風景を共創する 須藤望
 第17章 フィールドをメディアとしてつなげる日常
――生の探求を支える建築に向けて 山田協太
 COLUMN3 AIと共に地域を描く――――追加学習技術が拓く地域知の新たな可能性 須藤望

・第IV部 FIELD×CONSERVATION
 第18章 町並み定点観測と地元との協働
――アナログでしかわからないこと 内海佐和子
 第19章 文化遺産の保存・活用と協働
――過去を読み解き未来へ渡す 上北恭史
 第20章 少数民族の住まいと知恵のかたち
――記憶される身体尺と寸法計画を可視化する 小林広英
 第21章 コモンズ的空間のレジリエンス
――歴史都市における災害の記憶を継承する サキャ・ラタ
 第22章 風土建築の継承
――フィールドワークの実践知を考える ウナル・エリフ・ベルナ
 第23章 建築未満の風景
――小さな建築に宿る風土の記憶を紡ぐ 濱定史
 COLUMN4 描く――スケッチする手で「見る」フィールド 杉中瑞季

・終章 フィールドワークの未来を描く
前田昌弘・本間健太郎・栗原伸治・稲垣淳哉

著者:日本建築学会

出版社:昭和堂

サイズ:A5

ページ数:344

発行年:2026.09