「ふつうの暮らし」を美学する 家から考える「日常美学」入門
よりよい“世界制作”のために、私たちの家を考えよう――。哲学の一分野である美学の中でも、とりわけ新しい学問領域「日常美学」初の入門書。本書では、芸術を中心とする旧来の美学界に「女性の領域」として長らく無視されていた「家」を中心に、掃除と片付け、料理、椅子、地元、ルーティーンを例として、日常の中の「美」を問い直す。新進気鋭の若手美学者が冴えわたる感性でまとめ上げた、センセーショナルな一作!
■目次
・序章 日常美学とはなにか
・第1章 機能美
――椅子を事例として
・第2章 美的性質
――掃除や片付けを事例として
・第3章 芸術と日常の境界
――料理を事例として
・第4章 親しみと新奇さ
――地元を事例として
・第5章 ルーティーンの美学
――vlog鑑賞を事例として
・終章 家と世界制作
著者:青田麻未
出版社:光文社
サイズ:親書
ページ数:288
発行年:2025.09
