ダーウィン的方法 運動からアフォーダンスへ
生態心理学のわが国における第一人者がその問題意識を平易に語る論集。既存の運動観を覆したアフォーダンス理論をさらに深める視点を整理する。その源流にあるダーウィン的方法とは。たゆまぬ流れの中にある行為からミミズの知性を浮かび上がらせたダーウィンにならい、環境と行為との相互作用に「意図」の本質を見抜く。
■目次
・一、運動を環境に解体する
ダーウィン的方法
・二、運動に何を見るか スリップ・姿勢・入れ子
エドワード・S・リードの仕事/行為にとって「誤り」とは何か/ソウルの心理学者
・三、一回の柔軟な創造
発達すること/運動研究千九九〇年代
・四、運動はどのように環境に出会うのか
ナヴィゲーションと遮蔽/ベルンシュタインの三つの発見/物を行為で描く試み
・エピローグ 「ダーウィン的方法」がはじまる
・あとがき
著者:佐々木正人
出版社:岩波書店
サイズ:四六
ページ数:315
発行年:2005.03
