ロマン主義
18世紀末から19世紀初頭にかけて、自らの感性に忠実な芸術家の多くは、既存の政治・宗教・社会に反抗し、想像力や個性を重視した作品を制作した。ルネサンス以来の人々の意識を根底から変容させ、社会全般に語りつくせぬ影響を与えたこの一大文化運動の発生、主題、展開をこれまでにない包括的な視点から描き出す。
■目次
序
1 自らの内なる声 画家の肖像
2 英雄,兵士,そして市民 歴史画の革命
3 高山に宿る感情 自然の宗教
4 「時」との大いなる闘い 過去を主題とするロマン主義美術
5 ローマはもはやローマには在らず 異国の魅力
6 変化した状態 プシュケのロマン主義的探求
7 ロマン主義の三位一体 愛と死,そして信仰
結び
著者:デーヴィッド・ブレイニー・ブラウン、高橋明也
出版社:岩波書店
サイズ:B5変
ページ数:896
発行年:2004.08
