都市の再生を考える 1 都市とは何か
社会の矛盾が集積的に顕在化し混迷する現代都市。今そのあり方が根源的に問われている。雑多な要素をあわせ持つ都市空間を、安心して暮らせる住みやすい場所、活気にあふれた人間的な営みの可能な創造の場として機能させるためには何が問われているのか。公共空間としての都市の課題、問題の所在を明らかにし、都市再生の条件を問う。
■目次
・はじめに
・1 都市の思想-「非」都市からみた都市 間宮陽介
・2 都市のかたち-その起源、変容、転成、保全 布野修司
・3 場所と空間 先行形態論 中谷礼仁
・4 都市の死 文化の場所 吉見俊哉
・5 都市空間の再編と公共性-分野/隔離に抗して 齋藤純一
・6 都市を生かし続ける力 岡部明子
・7 逆都市化時代の東京圏 大西隆
・8 都市の変容-工業社会から情報化社会へ 吉田純
著者:植田和弘、神野直彦、西村幸夫、間宮陽介
出版社:岩波書店
サイズ:A5
ページ数:233
発行年:2005.04
