
動く大地、住まいのかたち プレート境界を旅する
動く大地はユーラシアのプレート境界域に何をもたらしたか。環境を創造し、時に社会を壊滅させる地球の驚異的な働きと、その地で生き抜く人々の叡智と暮しを活写。人間生存の条件を捉え直した建築論的旅の記録。
■目次
I Buildinghoodへの気づき インド、ネパール
1. 土地のかたち、人の住まい -ウッタラカンドにて
2. パンゲアのかけら -孤島のドーラヴィーラ遺跡
3. 溜まる街 -カトマンズ盆地にて
II 建築の父、建築の母 イラン
4. 火山によって支えられた住まい
5. 建築の父、建築の母
6. 境界を越えて
III 石の重さ ギリシア、マルタ
7. 巨人から人間へ
8. 石と遊ぶ
IV グローバライゼーションとつきあう方法 トルコ、イタリア、シリア、チュニジア、モロッコ
9. カッパドキアでの生活
10. シチリア・ベリーチェ - 一九六八/二〇一三
11. ワールズエンドの風景
V 人間の場所 インドネシア
12. 死と大地
13. 大地から縁を切ること
14. 人間の場所
著者:中谷礼仁
出版社:岩波書店
サイズ:四六
ページ数:268
発行年:2017.03