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残像のモダニズム 「共感のヒューマニズム」をめざして

セール価格 5,720円(税込)

建築とは人間を知る旅でもある。

半世紀を越す創作と思索のすえに筆者が見出した、「空間・時間・建築」の哲学を余すことなく伝える待望の論集。書き下ろし「変貌する建築家の生態」のほか、モダニストの先人たちとの対話、新国立競技場案を巡る一連
の論考も収める。

■目次

・序文

・Ⅰ 「漂うモダニズム」その後

  変貌する建築家の生態

  応答「漂うモダニズム」に応える

   Another Utopia

・II モダニズム 回想と証言

 インタビュー I ・M ・ペイ-次世代におくるメッセージ

  インタビュー ルシオ・コスタ-ブラジリア 時が育んだ都市の「根」

 コルビュジエの『輝ける都市』

 ハーヴァード大学「都市デザイン会議」でのジェイン・ジェイコブズ

・III 出会い・記憶・旅-蒼生のころへ

  オマージュとしての建築

 旅とはなにか

  私の蒼生のころの歴史

 パナティナイコとの出会い

  第三走者・阪田誠造

 空間と人間-追悼・宇佐美圭司

 朝倉徳道さんを偲んで

・IV 東京 ヒューマンな都市づくり

  都市のDNA

  細粒都市東京とその将来像

 ミニコミュニティ・プランニング-明日の東京と建築家

 都市に潜在する情景

・Ⅴ 新国立競技場問題が残した問い

  新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える

  それでも我々は主張し続ける-新国立競技場案について

  座談会「宴」のあと

・VI 新しいヒューマニズムの建築をめざして

  群造形-その四五年の軌跡

 空間・時間・建築

 つくり、書いてきた半世紀をふりかえって

著者:槇文彦

出版社:岩波書店

サイズ:A5

ページ数:328

発行年:2017.09