デザインのデザイン DESIGNING DESIGN Special Edition
これまでのデザイン観を一新して、大きな反響を呼んだ「デザインのデザイン」。本書は、発売と同時に三か国語に翻訳され、東アジアでも高い評価を得た名著に改訂と新稿、さらにカラー図版が大幅に増補され、英語版として世界に向けて刊行された「DESIGNING DESIGN」を、スペシャル・エディションとして日本の読者に向け刊行されたものです。
■目次
リー・エーデルコート 原研哉を読み解くデザイン言語/前田ジョン 目に見えざるものの美学/ジャスパー・モリソン 伝わるメッセージ/はじめに 原研哉
◆1 RE-DESIGN
・リ・デザイン-日常の21世紀
日常を未知化する/アートとデザイン/リ・デザイン展/坂茂とトイレットペーパー/佐藤雅彦と出入国スタンプ/隈研吾とゴキブリキャッチャー/面出薫とマッチ/津村耕佑とおむつ/深澤直人とティーバッグ/気がつくと未来のまん中に座っている
・建築家たちのマカロニ展
食のデザイン/今川憲英/大江匡/奥村昭夫/葛西薫/隈研吾/象設計集団/林寛治/宮脇檀/生き残った傑作群
◆2 HAPTIC
・ハプティック-五感の覚醒
感じ方のデザイン/展覧会HAPTIC/津村耕佑/祖父江慎/ジャスパー・モリソン/伊東豊雄/パナソニックデザイン社/深澤直人/挟土秀平/皮膜上の出来事/鈴木康広/山中俊治/マチュー・マンシュ/平野敬子/原研哉/阿部雅世/隈研吾/須藤玲子/服部一成/原研哉/センス・ドリブン/顕在化する「ゆるみ」/感覚の世界地図を広げる
◆3 SENSEWARE
・センスウエア-人類をその気にさせる媒質
感覚をふるいたたせるもの 白く張りのある物質/物質性と対話する
・情報の建築という考え方
感覚のフィールド/脳の中の建築
・長野オリンピック開会式プログラム
紙をデザインする/雪を踏む記憶を呼び覚ます
・病院のサイン計画
梅田病院サイン計画/白い布を清潔に保つというコミュニケーション/刈田総合病院サイン計画
・松屋銀座リニューアルプロジェクト
触知できるメディア/触覚的なデザインの連繋/出来事としての情報
・長崎県美術館 ヴィジュアルアイデンティフィケーション
さざ波のような情報
・スウォッチグループ ニコラス・G・ハイエックセンター サイン計画
空中に漂う時計/手のひらの上の時刻
・情報の彫刻としての書籍
書籍の再発見/情報はひとつのゆで卵である/情報の彫刻/未来ではなく現在/FILING-混沌のマネージメント/色について語ってはいけない/デザインの原型/紙とデザイン
◆4 WHITE
・白
デザインコンセプトとしての白/白の発見/機前の色/色をのがれる/情報と生命の原像
◆5 MUJI
・無印良品-なにもないがすべてがある
無印良品の思想をヴィジュアライズする/田中一光から渡されたもの/無印良品の起源と課題/「が」ではなく「で」/World MUJI/EMPTINESS/地平線にロゴを置く/ロケーション-地平線を探して/家/シンプルの品質とは何か/デザインの行方/欲望のエデュケーション/畑の土壌を肥やす/しぜんとこうなりました-MUJI What Happens Naturally
◆6 VIEWING THE WORLD FROM THE TIP OF ASIA
・アジアの端から世界を見る
すべての文化を迎え入れるポジション/伝統と普遍/成熟した文化の再創造/自然がもたらすものを待つ-「雅叙苑」と「天空の森」/世界の目で日本の上質をとらえ直す-「小布施堂」/何もないことの意味を掘り下げる-「無何有」/たたずまいは吸引力を生む資源である
・あったかもしれない万博
初期構想と「自然の叡智」/エコロジーの実践力/森の中に構想されたもの/進化するほどに自然に接近していく/身近な自然や生命をキャラクターに/自己増殖するメディア/終わらないプロジェクト
・北京オリンピックシンボルマーク設計コンペ
アジアの脈動
◆7 EXFORMATION-A New Information Format
・Exformation-新しい情報のかたち
世界を未知化する/思考の終止符/知識の獲得はゴールではない/好奇心の入り口をつくる/未知化への手順
・Exformation-1 四万十川
未知化する対象/フィールド調査/八つの研究 シミュレーション-もし川が道だったら/足形スケープ-四万十川を踏む/ものひろい/六方位-キューブで切り取る四万十川/ひとり・6日間のドキュメント
・Exformation-2 RESORT
衣・食・住の次に来るもの/だれもがうなずくRESORTの芽/それぞれのRESORT 東京ビニール&ストライプ化計画/外で寝る/ソフトクリーマー/ゆるいタイポグラフィ/リゾート・スイッチ/Exformationは展開を続ける
◆8 WHAT IS DESIGN?
・デザインとは何か
悲鳴に耳を澄ます/ふたつの資源/装飾と力/デザインの発生/デザインの統合/20世紀後半のデザイン/規格・大量生産/スタイルチェンジとアイデンティティ/思想とブランド/ポストモダンという諧謔/コンピュータ・テクノロジーとデザイン/ラディカルな突進/モダニズムとその先へ
◆深澤直人/原研哉について
◆あとがき/原研哉
著者:原研哉
出版社:岩波書店
サイズ:B5変
ページ数:469
発行年:2007.11
