都市のイメージ 新装版
イメージアビリティ。この独自の概念を提唱する本書は、かつて都市デザインの世界に新風を吹き込んだ。以来およそ半世紀。著者ケヴィン・リンチの卓抜な視点は、いまもなお清冽な光を放つ。美しく、楽しい、喜びある都市の姿とは。都市に暮らす人びとの視覚・心理・行動様式に着目し、豊かな生活拠点を築くためのデザイン原理を考究する。読み継がれる名著の新装版。
■目次
・序文
・I 環境のイメージ
わかりやすさ/イメージづくり/ストラクチャーとアイデンティティ/イメージアビリティ
・II 3つの都市
ボストン/ジャージー・シティ/ロサンゼルス/共通のテーマ
・III 都市のイメージとそのエレメント
パス/エッジ/ディストリクト/ノード/ランドマーク/エレメントの相互関係/変化するイメージ/イメージの特質
・IV 都市の形態
パスをデザインする/他のエレメントのデザイン/形態の特質/全体としての感じ/大都市の形態/デザインの過程
・V 新しいスケール
・付録A オリエンテーションに関して
・付録B 調査と分析の方法
・付録C 2つの分析例
・書目
・解説
・訳者あとがき
・新装版へのあとがき
・いま『都市のイメージ』を読む(西村幸夫)
著者:ケヴィン・リンチ、丹下健三、富田玲子
出版社:岩波書店
サイズ:A5
ページ数:286
発行年:2007.06
