都市空間のデザイン 歴史のなかの建築と都市
建築と都市との関わりを歴史的にたどり、都市がデザインされるメカニズムを探ることによって、市民が主体となり、個々の建築から都市のデザインを考える都市設計の理論の構築をめざす。都市問題・環境問題に深くかかわってきた著名な建築家の提言は、高度成長から低成長へ、縮小の時代に入った今日にこそリアリティを帯びてくるだろう。
■目次
・都市をどう捉えるか
・メソポタミアに見る建築空間の組織化
・メソポタミアに見る都市空間の生成
・古代ギリシャ・ローマの住宅
・市街地住居の基本的性格
・古代ギリシャの都市空間
・古代ギリシャの計画思想
・古代ローマの都市空間
・都城と城下町
・城下町以前の集落と都市
・ヨーロッパ中世都市と近世・近代への展開
・現代の都市を読む
著者:大谷幸夫
出版社:岩波書店
サイズ:A5
ページ数:293
発行年:2012.02
