未来の学校建築 教育改革をささえる空間づくり
学校は子どもの居場所たりえているか。従来の教育が根底から問いなおされている今、学校空間そのものが変容しなければならないはずだ。教室の仕切りの柔軟化、地域の図書館や、高齢者施設との連携の試みなど、明治以来の「ようかん型」の画一的な学校建築スタイルからの脱皮が進行している。本書は、まず、子どもたちの生活空間としての学校を見つめ直し、明治以来の学校建築の歴史、イギリス、アメリカ、日本の学校改革を参照しながら、地域社会との関係、新しい学校像を探り、そして、日本の未来の学校建築の姿を具体的に提言していく。建築家からの熱意あふれるメッセージ。
著者:上野淳
出版社:岩波書店
サイズ:B6
ページ数:204
発行年:1999.11
