イスラーム建築の世界史
厳しい乾燥地帯に誕生した一神教としてのイスラームの理想空間が、多様な圏域へとどのように展開し、変容してきたのか。諸地域の既存宗教建築との関わりに注目し、民族や宗教の移動・伝播が建築文化に与えた影響をヨーロッパから東アジアまでを含めて考察する。代表的な建築を豊富な写真、図版とともに辿る。
■目次
・第1章 イスラーム、誕生とその前夜 紀元700年以前
・第2章 アラブ統一様式の創出 700-1000年
・第3章 ペルシア文化復興と十字軍 1000-1250年
・第4章 モンゴル帝国の遺産と地方文化の再生 1250-1500年
・第5章 イスラーム大帝国の絢爛 1500-1750年
・第6章 「イスラーム建築」の創出 1750-1950年
・第7章 イスラーム建築の現在と未来 1950年以後
著者:深見奈緒子
出版社:岩波書店
サイズ:四六
ページ数:276
発行年:2013.07
