建築から都市を 都市から建築を考える
[時]こそが建築の審判である――丹下健三、ホセ・ルイ・セルトら先駆者たちの意志を受け継ぎながらも、東京の「奥」を訪ね、身近な街並みにひそむ歴史の重なりに目を向けてきた建築家、槇文彦。いまを生きる人間に、本当に必要な「公共空間」とはなにか。「都市をつくる建築」を生み出してきた、その半世紀を越える思考の軌跡をふり返る。
■目次
・創世の時代 初めてのモダニズム
・五月革命の頃 アーバン・デザインとは何か
・コミュニティ・アーキテクトとしての半世紀
・メトロポリス東京の過去と未来
・「共感のヒューマニズム」へ
・人間が「建築をする」ということ 槇文彦
・普遍性と倫理 松隈洋
・あとがき
著者:槇文彦、松隈洋聞き手
出版社:岩波書店
サイズ:四六
ページ数:164
発行年:2015.10
