視覚都市の地政学-まなざしとしての近代
20世紀初頭から現代まで、東京はいかに〈まなざしの場〉として経験=構成されたのか?街頭、百貨店、映画館、テレビ、テーマパークなど各所における〈まなざしの政治〉を固有の地理的文脈のなかで明らかにし、地政学的展望へと向かう。『都市のドラマトゥルギー』『博覧会の政治学』以降の20年にわたる都市論の集大成!
■目次
・眼・群集・都市 まなざしとしての近代
・拡大するモダニティ
帝都東京とモダニティの文化政治
近代空間としての百貨店
映画館という戦後
占領地としての皇居
・飽和するモダニティ
テレビが家にやって来た
メイド・イン・ジャパン
テレビ・コマーシャルからの証言
シミュラークルの楽園
空から見た東京
・認識するモダニティ
都市の死、文化の場所
都市とは何か
戦後東京を可視化する
・あとがき
著者:吉見俊哉
出版社:岩波書店
サイズ:A5
ページ数:468
発行年:2016.03
