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堕落論・日本文化私観 他二十二篇

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昭和21年4月に発表された「堕落論」によって坂口安吾は一躍時代の寵児となった。処世術などクソ食らえ。自分にとって恥しくない内なる自己。他者などではない。この〈自己〉こそが一切の基準だ。それと戦い続けること。作家として生き抜く覚悟に貫かれた安吾の視線は、物事の本質にグサリと突き刺さる。

著者:坂口安吾

出版社:岩波書店

サイズ:文庫

ページ数:405

発行年:2008.09