日本の民家
考現学の創始者として知られる今和次郎(1888-1973)による日本の民家についての簡潔な入門書。大正年間、柳田国男らの手引で行なった民間調査にもとづいて書かれたもので、民家の構造や間取りについての比較文化史的考察は今日読んでも新鮮である。著者自身の民家スケッチを多数収録。日本民家研究史上の名著待望の重版出来。(解説 藤森照信)
■目次
・新版の序
・初版の序
・日本の民家
田舎の人たちの家/構造について/間取について
・間取の由来考える
・採集
・調査
相模国津久井郡内郷村/武蔵国秩父郡浦山村/武蔵国南多摩郡恩方村
・解説(藤森照信)
著者:今和次郎
出版社:岩波書店
サイズ:文庫
ページ数:351
発行年:2005.07
