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迷宮としての世界 下

セール価格 1,034円(税込)

古典主義もマニエリスムも絶対(神的なもの)を明るみにだそうとする。マニエリスムは神をその力、働き、意志として描き、さまざまな寓意や象徴、夢の世界や綺想とされるもの、あるいは抽象図形が現われる。古典主義は神を本質において描き、マニエリスムは実存において描くのである。マニエリスムの変奏の諸相を詳述する。(全2冊完結)

■目次

・凡例

・IV

 19 ルドルフ二世時代のプラーハ

 20 アルチンボルドとアルチンボルド派

 21 擬人化された風景と二重の顔

 22 夢の世界

 23 装飾癖

 24 狂気

・V

 25 汎性愛主義

 26 倒錯と歪曲

 27 一角獣、レダ、ナルシス

 28 ヘルマフリディトゥス

 29 マニエリスムと衒奇性

 30 神の隠喩

著者:グスタフ・ルネ・ホッケ、種村季弘、矢川澄子

出版社:岩波書店

サイズ:文庫

ページ数:318

発行年:2010.12