岩波現代文庫 街並みの美学
美しい街並みとは何か。著者はパリ、地中海沿岸、ペルシャ、ブラジリアなど世界各地の街並みを比較し、その建築・空間に理論的考察を加える。
■目次
・I 建築の空間領域
内部と外部/壁の意義/都市の囲い
・II 街並みの構成
街路と建築との関係/街路の構成/D/H 幅と高さの比率/広場の美学/入り隅みの空間/サンクン・ガーデンの技法とインメディアシーの原理/建築の概観の見えかたに関する考察-第一次輪郭線と第二次輪郭線/俯瞰景-見下ろすことの意味/野外彫刻のありかたの意味
・III 空間に関するいくつかの考察
小さな空間の価値/夜景-「図」と「地」の逆転/記憶にのこる空間
・IV 世界の街並みの分析
いくつかの問題点/パディントンのテラス・ハウスと京都の町家/チステルニーノとエーゲ海の島々/ペルシャの街-イスファハン/チャンディガールとブラジリア
・V 結び
著者:芦原義信
出版社:岩波書店
サイズ:文庫
ページ数:301
発行年:2001.04
