家父長制と資本制 マルクス主義フェミニズムの地平
著者は主婦・家事労働に着目しつつ、階級闘争でも性解放運動でも突破しえなかった、近代資本制社会に特有の女性抑圧構造を、理論的・歴史的に論じてみせた。マルクス主義フェミニズムの立場を打ち出し、研究の新たな地平を拓いた記念碑的著作。
■目次
1 はじめに
2 日本におけるマルクス主義とフェミニズムの不幸な関係
3 マルクス主義フェミニズムの展開
4 不払い労働から再生産労働へ
5 国家というアクター
6 さらなる多元理論へ
7 近代へのパラドックス
著者:上野千鶴子
出版社:岩波書店
サイズ:文庫
ページ数:457
発行年:2009.05
