
岩波現代文庫 負ける建築
周囲の環境を圧倒して屹立する超高層ビルなど20世紀型の「勝つ建築」は、いまやその「弱さ」を露呈している。これからの建築はもっと様々な外力を受けいれる「負ける建築」の途を探るべきではないか。新国立競技場の設計に携わった著者の、20世紀の建築史や現代思想、アートへの幅広い関心と独自の建築哲学がうかがえる論集。
■目次
・はじめに
・切断、批評、形式
・透明、デモクラシー、唯物論
・ブランド、ヴァーチャリティー、エンクロージャー
著者:隈研吾
出版社:岩波書店
サイズ:文庫
ページ数:278
発行年:2019.11