空想皇居美術館
日本にも大英博物館やルーブル美術館のような巨大美術館がほしい! だったら、いっそ広大な敷地をもつ皇居に作れないか? 展示する美術品は日本中の超一流作品を集めよう! 法隆寺も鎌倉の大仏もみんな持ってきて展示しよう! こんな奇想天外な「空想」をもとに、美術や建築の専門家、政治学者から右翼までが集まって、どんな美術館を作るか、大真面目に議論する前代未聞の美術書。
■目次
・皇居美術館の基本構想 彦坂尚嘉
・シンポジウム 皇居×東京
五十嵐太郎/御厨貴/南泰裕/彦坂尚嘉/鈴木邦男/原武史/新堀学
・皇居美術館 空想計画
・皇居美術館所蔵作品 空想画集
・皇居美術館は、日本一安全なスポットとなるでしょう 辛酸なめ子
・建築/アートとしての皇居美術館
見えない抑圧を解き放つ皇居美術館 五十嵐太郎
皇居と想像力 藤森照信
ランドスケープとしての皇居 「かたち」への構想力 萩原剛
選び取られた「ヴォイド」Project I Spherical decision 新堀学
第三の皇居美術館 鈴木隆史
美術館論 グローバリズムにおける「空虚」の可能性 暮沢剛巳
グローバリゼーションの中のアートはどこへ向かうのか
座談会 天皇制・共同体・メディア
高岡健×宮台真司×彦坂尚嘉
・皇居美術館収蔵「超一流」の名品リスト
・あとがき 空想は続く
著者:彦坂尚嘉、五十嵐太郎、新堀学
出版社:朝日新聞出版
サイズ:A5
ページ数:220
発行年:2010.05
