朝日選書 塔と仏堂の旅 寺院建築から歴史を読む
醍醐寺の塔は何のために建てられたのか。奈良時代、唐招提寺金堂の中では何が行われたのか。多くの人を引き付ける寺院建築の空間構成や意味、構造などを読み解くことによって、その魅力に迫る。
■目次
・I 仏堂の空間と 儀式-古代から近世への変遷
仏堂空間への誘い/1 唐招提寺 古代仏堂の空間と中世的変容/2 当麻寺 伝説の地に建つ中世仏堂/3 照蓮寺 住宅風の空間をもつ真宗寺院
・II 塔 形・意味・技術
塔への誘い/日本の塔の形式と意味/1 醍醐寺 伝統の五重塔 新来の曼荼羅/2 根来寺 唯一現存する中世の大塔/3 浄瑠璃寺 浄土庭園に立つ優美な三重塔
・III 中世瀬戸内の寺と社会
中世建築様式への誘い/折衷様建築とその社会的背景/1 浄土寺-尾道水道に臨む中世寺院/2 明王院-折衷様建築の最高傑作/3 讃岐 国分寺-古代寺院の再興と律衆
・あとがき
・寺院紹介/参考文献
著者:山岸常人
出版社:朝日新聞社
サイズ:B6
ページ数:301
発行年:2005.03
