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団地と移民

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団地。そこは、かつて「夢と希望の地」だった。しかし、いまは都会の限界集落と化している。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占め、さらにそこへ「非居住者」のネトウヨはじめ排外主義者が群がる。排外主義的なナショナリズムに世代間の軋轢、都市のスラム化、そして外国人居住者との共存共栄。

厳しいこの現実に負けずに、「一緒に生き続けること」を実践している各団地の取り組みを私たちは「日本の未来」に出来るのか?この国の「これまで」と「これから」を浮き彫りにする地べたからのルポルタージュ。

■目次

まえがき 団地は「世界」そのものだった

第一章 都会の限界集落 孤独死と闘う

第二章 コンクリートの箱 興亡をたどる

第三章 排外主義の最前線 ヘイトへ抵抗する

第四章 パリ、移民たちの郊外 レッテルを塗りつぶす

第五章 残留孤児の街 歴史の中に立つ

第六章 「日本人」の境界 差別と分断に屈しない

あとがき 団地は、移民のゲートウェイとなる

著者:安田浩一

出版社:角川書店

サイズ:四六

ページ数:253

発行年:2019.03