八つの日本の美意識

日本発、世界へ。未来への指針！建築・料理・デザインはもとより、人間の存在そのものにおいて、世界的に、日本の文化と美意識についての関心が高まっている。ともすれば日本人自身が忘れがちなその美意識を再認識するための必読書。

■目次

・1　微

一期一会／細部に全体がある／内と外の等質性／日本の都市は集落である／室内から都市を描く／野性的身体感覚

・2　並

日本的デモクラシー／八百万の神／絶対と相対／フラットな組織／脳とインターネット／風人と雷神

・3　気

気と気配／柱は気配の建築／慈悲／気配がつくる日本の建築

・4　間

気配と間／陰と陽／並列な細部／力学的空間／間の妖しさ

・5　秘

秘すれば花／「秘」と「間」／逆光が陰翳を華麗にする／「秘」の中の期待

・6　素

そのままがいい／素材と形／一枚のシート／原型

・7　仮

自然への絶大な信頼／融通無碍／日本の家屋は建築ではない／反転／西洋と裏腹の美意識

・8　破

一技を越える／序破急・守破離／破滅と秩序