七十二時間、集中しなさい。 父・丹下健三から教わったこと
昭和の大建築家は、どんな父親だったのか?
時を超越する壮大な建築のアイデアは、いったいどこから生まれてきたのか。父親として、師として、時間を共有してきた著者だけが知る「巨人」の素顔。
■目次
・はじめに 父・丹下健三の足跡
・序章 父との別れ
本の間に挟んであった「手紙」/車いすが嫌いだった父
その時、まず何をすべきか?/訃報は、夕刊ではいけない
わが友ケンゾー
・第一章 素顔の父
女の気立ては男が作るもの/一度怒ると、二十四時間
グレイゾーンは存在しない/桁はずれの模型
「背骨」が大事/父が白を好きな理由
・第二章 父の心意気
「ジャッキー・チェン」が好きだった/コンペになると、様子が変わる
「日の丸」を懸けて働いた/人に弱みを見せてはならない
チャンスをつかむ訓練
・第三章 師としての父
建築家は、一人で十分/仕事はどんなものであれ、大変だ
父が「プロポーズ」/父に何度クビと言われたことか
・第四章 父と作品
赤坂プリンスホテルの思い出/緊張したもう一つのビル再生
温かいお人柄/一度壊してしまったら、もう元には戻らない
0と1の間の、無限の小数を生かす発想
・第五章 父の発想
関心は建築から都市へ/人の流れを立体交差させる
あえて完成形にしない建築/増築されても整然とした秩序を保つ
万博会場という「都市」の作り方/なぜ住宅を手がけなかったのか
師であり、教育者であった父
・第六章 戦い続ける建築家
コンペの結末/対クライアントの必勝作法
平和公園に込められた強い意志/色彩の思い出
初めての主任作/人との出会いの大切さ
買って当たり前のコンペに戦々恐々/現場の醍醐味
父らしからぬ異色の作/父抜きでコンペ
・第七章 父の柔軟性の「秘密」
自作をどのように再生させるか/周りとの関係性がすべて
父が自作を語らない理由/建築はサービス業
・第八章 進化する建築表現
明るく楽しい病院/「芸術家」のパートナー
建築の哲学は不変/父に見守られ
著者:丹下憲孝
出版社:講談社
サイズ:四六
ページ数:206
発行年:2011.02
