長安の都市計画
皇帝の居住地として天の子午線に対応する軸線をもつ王都長安。東西9.7キロ、南北8.6キロのグリッド・プランはどのような宇宙論に基づいているのか。唐代最大の世界都市の構造と繁栄の様相を探る。
■目次
・プロローグ 大雁塔からのながめ
・第一章 ユーラシア大陸の三つの都
歴史は、人間と環境の関係史である/三都の物語 コンスタンチノープル・バグダード・長安
・第二章 長安は、宇宙の都として設計された
都市のデザイン/王都は正統性を主張する
・第三章 住民が、長安を生活の都に変えた
宇宙の都から生活の都へ/盛り場のにぎわい
・エピローグ 北京と長安
・長安を知るための読書案内
・あとがき
著者:妹尾達彦
出版社:講談社
サイズ:B6
ページ数:251
発行年:2001.10
