「幽霊屋敷」の文化史
世界一有名な「幽霊屋敷」=ホーンテッド・マンションは、いかにして生まれたのか?18世紀のゴシック小説から現代のディズニーランドへ、恐怖が娯楽に変わるとき。ヨーロッパからアメリカを経て東京に至る、怪しさとトリックの秘密に光をあてる知的ツアーにご案内。
■目次
・はじめに 東京ディズニイランドに往きしことある人は・・・
・第1章 ホーンテッド・マンション再訪
八角形の部屋/ドゥームバギーに乗って/幽霊たちの饗宴
・第2章 それはゴシック・ストーリーから始まった
墓地派詩人たち/ウォルポールの「オトラントの城」/ストロベリー・ヒル
・第3章 そこに不気味な館は建つ
恐怖そしてロマン/ポーと雰囲気/秘密の場所
・第4章 ファンタスマゴリーの魅惑
恐怖が娯楽になったとき/ロベールソンという男/謎の興行師、ロンドンにあらわる
・第5章 蝋人形とペッパーズ・ゴースト
マダム・タッソーの数奇な人生/王立科学技術会館/幽霊出現装置
・第6章 幽霊屋敷のアメリカ化
ノイシュヴァンシュタイン城の幻影/ディズニーランド誕生前夜
カリフォルニアとフロリダの差
・むすびに ふたたび東京へ
・あとがき
・図版出典一覧
・参考文献
著者:加藤耕一
出版社:講談社
サイズ:新書
ページ数:286
発行年:2009.04
