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地図の歴史 世界篇・日本篇

セール価格 1,320円(税込)

文字よりも古い歴史をもつといわれる地図には、その時代の人々の世界観が描かれる。それは豊かな想像力と確かな科学や測量が融合した、時代の観念の具象化だった。世界と日本それぞれに、人類はどのような観念を地図に描き、そして現実の世界とつなげようとしてきたのか。斯界の泰斗が、興味深い数多くのエピソードに160点超の豊富な図版を交えてつづる地図の歴史。長く読み継がれてきた歴史地理学の入門書、待望の文庫化。

■目次

世界篇

地図の起源、ギリシア・ローマ時代の地図

中世における世界図の退歩

近代地図のはじまり、地理的発見時代の地図

世界図における新大陸

メルカトルから近・現代地図へ

中国における地図の発達

日本篇

古代および中世の地図

近世初頭の世界図の発達

鎖国下の江戸時代の地図

蘭学と世界図

伊能忠敬の実測日本図の完成

北辺地方の探険と地図の発達

ヨーロッパの地図にあらわれた日本図の変遷

明治以降における近代地図の発達

著者:織田武雄

出版社:講談社

サイズ:文庫

ページ数:349

発行年:2018.05