ホーム 美術館をめぐる対話

美術館をめぐる対話

セール価格 770円(税込)

美術館設計で建築家に求められるもの、都市の歴史からみた美術館、アートと建築の相互関係などを西沢立衛が青木淳、平野啓一郎、南條文生、オラファー・エリアソン、妹島和世との対談から考える。

■目次

・序章 21世紀の美術館とその建築的な展開

 建築が変わるとアートも変わる

 多様化するアートに対応するために

 美術館から考える新しい公共性

・第1章 青木淳×西沢立衛

  脱象徴化する美術館と展示空間の質的変化

 美術館設計で建築家に求められるもの

 開かれた美術館とは何か?

 ホワイトキューブとコンバージョン

 町の一部として美術館を再定義する

・第2章 平野啓一郎×西沢立衛 

  都市の歴史から見る美術館の現在

 ルーヴル=ランスの試み

 歴史が積層する都市と美術館

 モダニズムの歴史性と地域性を考える

 メディアあるいは交感的な場としての美術館

・第3章 南條文生×西沢立衛

  美術館を核にした都市計画とその可能性

 十和田市現代美術館の革新性

 従来とは異なる展示空間の提案

 情報に還元できない体験を提供する美術館

 グローバルな視点で美術館の未来を考える

・第4章 オラファー・エリアソン×西沢立衛

  現代美術の視点から美術館概念を再構築する

 アーティストとして美術館に関わる

 アートの手法と建築の手法

 理想の美術館を構想する

 建築をつくる創造性と建築を使う創造性

・第5章 妹島和世×西沢立衛

  つくることと見せること。美術館をめぐる建築的実践

 美術館コンペが主戦場だった理由

 建築の国際展をキュレーションする

 SANAAの建築における日本的なもの

 公園と美術館を繋ぐ新しい公共性

・あとがき

著者:西沢立衛

出版社:集英社

サイズ:新書

ページ数:215

発行年:2010.10