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父の縁側、私の書斎

セール価格 605円(税込)

父、檀一雄の思い出は、昔の家の記憶と共に蘇る。原稿に行き詰まった父が夜中に料理をしていた台所。友人坂口安吾を居候させていた書斎。父お手製の竹馬で遊んだ庭。父は亡くなり、家は建て直された。現在暮らす家の煩雑な悩みは尽きることがない。けれど私の中には「生活すること」を愛した父の魂が息づき始めている。深い共感と切ない郷愁を誘う、『家』にまつわるエッセイ集。

著者:檀ふみ

出版社:新潮社

サイズ:文庫

ページ数:298

発行年:2005.09