書庫を建てる 1万冊の本を収める狭小住宅プロジェクト
あふれる本をどうにかしたい、実家の思い出を残したい。「イエ」の歴史そのものである祖父の半生を遡りながら新たな「家」を建てる。
気鋭の建築家に思いを託し、たった8坪で始まった家づくり。土地探しから竣工まで、その過程を施主と建築家、それぞれの立場から描いたドキュメント。施工の詳細や図面など図版多数。小説家・ 松家仁之による書庫訪問記も収録。
■目次
・記憶のたたずまい 松家仁之
・家を建てるわけ 2008.09-2011.06
家の来歴・戦前/家の来歴・戦後/家を継ぐ/実家を売却する
書庫と仏壇の家を探す/依頼を受ける
・どんな家を建てるのか 2011.06-2012.05
阿佐ヶ谷の土地柄/堀部建築との出会い/施主との出会い
ふたつの目/住み手からみた堀部建築/どんな書庫住宅を望むか
初期プラン/第二プラン/仰天の最終プラン/墓
プレゼン/実施設計/図書館
・建ち上がる家 2012.05-2013.03
施工会社の奮闘/工務店探し/着工/職人の仕事
施工プロセス/建ち上がる書庫と仏壇の家/竣工/記憶
・工事現場から
著者:松原隆一郎、堀部安嗣
出版社:新潮社
サイズ:A5
ページ数:222
発行年:2014.03
