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意中の建築 下巻

セール価格 3,080円(税込)

なぜこれが名建築なのか?住宅名人の建築家、中村好文ならではの視点で解き明かす。建築を見学するのに理屈なんかいらない。建築は「理解」するものではなく、見て、触って、包み込まれて感じるものだ。ル・コルビュジエの推敲が透けて見える住宅、改修の名手カルロ・スカルパによる古城の美術館、北欧の森にたつ小さな礼拝堂、抽象画のように美しい沖縄の石塀、「名建築」の見方がぐっと広がります。読者のための見学案内つき。

■目次

・巨匠の図面を覗き込む サヴォア邸(ル・コルビュジエ)

・戸袋に消える128枚の雨戸 掬月亭

・修復という名の錬金術 カステルヴェッキオ美術館(カルロ・スカルパ)

・旅路の果てに辿り着いた島 檀一雄の能古島の家

・「第三の男」が逃げ込んだ地下水道 ウィーンの地下水道

・肩肘張らず自然体で普請するは大吉 続・私の家(清家清)

・風景の中の葬礼 森の火葬場(エリック・グンナール・アスプルンド)

・思想家たちを幽閉した瀟洒な獄舎 豊多摩監獄(後藤慶二)

・森に立てられた十字架 オタニエミ・チャペル(ヘイッキ&カイヤ・シレン)

・わが心の階段室 旗の台駅

・ワトソン君、住まい方は生き方そのものだよ シャーロック・ホームズ・ミュージアム

・沖縄の家は昼寝も気持ちいいさー 中村家住宅/銘苅家住宅

・生物学者との二人三脚 ソーク生物学研究所(ルイス・カーン)

・読者のための見学案内

・あとがき

著者:中村好

出版社:新潮社

サイズ:B5

ページ数:143

発行年:2005.09