気になるガウディ
「かつて僕は「ガウディが大嫌いだ」と発言したことさえあります」。
孤高、奇想、天才-そんなガウディ像は果して正しいのか。21世紀のコンピュータが解き明かした、その驚くべき手法とは?現代建築の最前線を突き進む巨匠が、愛憎なかばする思いで語る「これだけ見れば充分」の6作品。最強・最新・充実のガウディ案内。
■目次
・ガウディ嫌いのガウディ談義
・つかのまのモダニズム
ボデーガ・デ・ガラーフ 1895-1901
・生まれながらの廃虚
コロニア・グエル教会地下聖堂 1898-1916
・ディズニー顔負けのテーマパーク
グエル公園 1900-1914
・溶けてゆく家
カサ・バトリョ 1904-1906
・波うつ石切場に住む
カサ・ミラ 1906-1910
・つくり続けることの是非
サグラダ・ファミリア聖堂 1883-1926
・ガウディ神話を超えて
・ガウディの虚実 丹下敏明
1.ル・コルビュジエは私淑したか
2.捏造された英雄
3.サグラダ・ファミリアは誰の建築か
年譜/地図/建築案内
著者:磯崎新
出版社:新潮社
サイズ:B5変
ページ数:126
発行年:2012.07
