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庭と日本人

セール価格 748円(税込)

なぜこれほど京都の庭に惹かれるのか。縄文のストーンサークルも浄土庭園も、はたまた枯山水も京町家の坪庭も、日本の庭にはすべて魂(タマ)すなわちオーラがある。現代日本人をも魅了してやまない数々の名庭もまた、西洋の庭園とは異なり、ただ美しく快適なだけではない。それらは時代ごとの理想を体現し、日本人の精神の歴史をもの語る。桂離宮や御所をはじめ、有名無名とりまぜた京都の庭めぐりを通じて読み解く「庭の日本文化論」。

■目次

・はじめに

・一 ストーンサークル 太陽をのぞむ

・ニ 白砂 アマツカミをまつる

・三 神泉 神々とあそぶ

・四 宝池 極楽浄土をつくる

・五 枯山水 仏をおがむ

・六 露地 月をみる

・七 借景垣 野をいだく

・八 回遊路 名所をあるく

・九 前栽 祖霊をまねく

・むすび

・あとがき

著者:上田篤

出版社:新潮社

サイズ:新書

ページ数:206

発行年:2008.01