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日本近代建築人名総覧

セール価格 50,600円(税込)

日本の近代建築に関わった約一万三千人の履歴、関係建築、作品、著作や言論、懸賞、特許などを詳細に収録。著者五十年の調査・研究の成果がついに結晶。建築関係者、研究者必携の資料。

・幕末・明治の近代建築黎明期から昭和戦前まで、建築界で活動した建築家・建築技術者を掲載

・建築物の棟礼から、学会の会員名簿、学校の卒業名簿、官公庁の職員録、社史まで広く史資料を渉猟し、確認される人物のみを抽出

・各人物については、生没年、出身地、学歴、経歴、記載の典拠、作品、紹介された紙誌類、取得特許、懸賞の入選作、受賞・受賞歴、著書、論文、所属団体、参考文献を掲載

1974年1月5日、東京大学生産技術研究所村松貞次郎助教授(当時)指導の下、大学院博士課程1年の藤森照信と、同修士課程1年の堀勇良とが創始した「日本近代建築研究三大プロジェクト」のひとつが、本書「日本近代建築人名総覧」の端緒となる。

 「日本近代建築史研究三大プロジェクト」構想は、①現存する近代建築を視尽くすこと、②建築古書を通覧すること、③建築関係者の遺族を捜しだし、設計図等の原資料の収集保存を図ること、から成る。

 ①は、1980年3月刊行の「日本近代建築総覧 各地に遺る明治大正昭和の建物」に結実する

 ②は、藤森照信により「日本近代建築家ファイル」を基本ベースとし、本書「日本近代建築人名総覧」に至り、われらの「日本近代建築史研究三大プロジェクト」は創始47年にしてここに完結する。 「はじめに」より

「日本近代の建築家と建築技術者についての情報には、戦後長い間、大きな欠があった。誰がどこで何をしたかについて、一度もまとめられることがなかったからだ。こうした人名辞典仕事を成す能力を持つと誰もが認める建築史家が、このたび50年の研究蓄積を注いで、ついに、やっと、まとめてくれた。

1万3000人、1500ページ。待ったかいがあった。嬉しい。今後、日本の建築についての思考も言葉も、この一冊を不可欠の足掛かりにして進んでゆくだろう。」 藤森照信

著者:堀勇良

出版社:中央公論新社

サイズ:A4

ページ数:1520

発行年:2021.03