現代建築の冒険 「形」で考える 日本1930-2000
日本人にとって「居心地のよい空間」の理想型が京都や奈良の古建築にあるとしても、そのような建物は私たちのまわりに多くはない。それは日本の建築家たちが数十年にわたって、新しい、性格の違う空間をめざしてきたからである。ル・コルビュジエが完成させた西欧近代様式の単なる模倣から、日本の伝統との融合がはかられ、丹下健三や安藤忠雄らが世界的評価を得るに到るまで、日本の現代建築の特質と魅力をさぐる。
著者:越後島研一
出版社:中央公論新社
サイズ:新書
ページ数:248
発行年:2003.11
