屋根の日本史 職人が案内する古建築の魅力
城郭や寺社を訪れるとき、まず目に入るのは屋根である。日本の屋根はどのようにして発達してきたのだろうか。葺材の重さに耐え、雨漏りと戦いながら、職人たちの創意と工夫によって素材や構造を進化させ、独自の美を生みだしてきた。国宝等の修復を数多く手がけてきた檜皮葺職人が、自らの経験をふまえて語る屋根の通史。
■目次
・まえがき 国宝修復の現場から
・序章 屋根のフォークロア
・第一章 大陸への憧憬
・第二章 貴族文化と屋根
・第三章 和様美の定着
・第四章 戦国時代の職人たち
・第五章 江戸の屋根文化
・第六章 合理化、画一化の時代
著者:原田多加司
出版社:中央公論新社
サイズ:新書
ページ数:244
発行年:2004.12
