復興計画 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで
日本の都市は街路が狭く、木造家屋が密集し、公園などオープンスペースに乏しい歴史的な都市形態をしていることが多い。そのため、自然災害や大火などによって甚大な都市災害が引き起こされた。地震、戦争、そして明治以降頻発した大火で崩壊した諸都市は、どのような復興計画を立案し、実行してきたのか。安全で暮らしやすい都市環境の整備に知恵と努力を注いだ、近現代日本の復興の歴史を辿り、今後の都市づくりを展望する。
■目次
・はじめに
・第1章 幕末・明治の大火復興
・第2章 関東大震災と帝都復興
・第3章 1930年代の都市計画と大火復興
・第4章 防空、防火改修、建物疎開
・第5章 戦災復興事業
・第6章 都市の不燃化、耐火建築の促進
・第7章 阪神・淡路大震災の復興計画
・あとがき
・参考文献
著者:越澤明
出版社:中央公論新社
サイズ:新書
ページ数:270
発行年:2005.08
