地図と愉しむ東京歴史散歩
文明開化、関東大震災、空襲、高度成長・・建設と破壊が何度も繰り返された東京だが、思わぬところに過去の記憶が残っている。日比谷公園の岩に刻まれた「不」の記号、神田三崎町に残る六叉路、明大前駅の陸橋下の謎のスペース等を紹介し、その来歴を解説する。
カラーで掲載した新旧の地図を見比べ、現地を歩いて発見すれば、土地の記憶が語りかけてくるだろう。
■目次
1.石垣に刻まれた幻の水準点
2.明治の五公園は今
3.市営霊園の誕生と発展
4.都内に残る水道道路の謎
5.生まれた川と消えた川
6.幻の山手急行電鉄計画
7.軍都の面影を訪ねて
8.未完の帝都復興道路
9.廃線分譲地と過去の輪郭
著者:竹内正浩
出版社:中央公論新社
サイズ:新書
ページ数:183
発行年:2011.09
