
日本の歴史的建造物 社寺・城郭・近代建築の保存と活用
法隆寺や姫路城はじめ、日本には世界遺産に指定された歴史的建造物が多い。だが、「役割を終えた古い建物」でしかなかったそれらに価値や魅力が「発見」されたのは、実は近代以降のことである。そして、保存や復元、再現にあたっては、その建造物の「正しい」あり方が問われた。歴史上何度も改築された法隆寺、コンクリート構造の大阪城天守閣、東京駅、首里城。明治時代から現代に至る美の発見のプロセスをたどる。
著者:光井渉
出版社:中央公論新社
サイズ:新書
ページ数:288
発行年:2021.02