生態心理学の構想 アフォーダンスのルーツと尖端
人間の心を扱うとする諸学問のなかで、「行動の科学」としての心理学にはいかなる未来がありうるか?語りつくせない意味が埋めこまれた世界を直接知覚し生きる生命の具体性をみすえ、「アフォーダンス」のルーツともいうべき古典から、最新のアプローチまで、生態心理学の枠組みを表現する基本的かつ記念碑的リーディングス。
■目次
・序章 なぜ世界を直接知覚できるのか(佐々木正人)
・1 心理学に未来はあるか(エレノア・ギブソン/本多啓訳)
・2 知覚の発達のための生態心理学者のプロレゴメナ(エレノア・ギブソン/堀口裕美訳)
・3 フロイト流の意図(エドウィン・ホルト/本多啓訳)
・4 特定化と感覚(トーマス・シュットフレーゲン&ベノイト・バーディ/丸山慎訳)
・5 生態物理学と物理心理学の構築にむけて(マイケル・ターヴェイ&ロバート・ショウ/髙瀬弘樹+三嶋博之訳)
・終章 生態学的であること(三嶋博之)
著者:佐々木正人、三嶋博之
出版社:東京大学出版会
サイズ:A5
ページ数:217
発行年:2005.02
