ギブソン 生態学的知覚システム 感性をとらえなおす
アフォーダンス、生態光学、直接知覚論はここから始まった。知覚者は、環境からの刺激を静的に受けて再構成しているのではなく、取り巻く環境とダイナミックに関係することで世界を直接的に知覚している、など従来の古典的知覚論の図式を乗り越えるギブソン心理学の転換点。「The Senses Considered as Perceptual Systems」を全訳する。
■目次
・日本語版への序 エレノア・ギブソン
・はじめに
・エピグラフ
・序章
・第1章 刺激作用の源としての環境
・第2章 刺激作用の獲得
・第3章 知覚システム
・第4章 基礎定位システム
・第5章 聴覚システム
・第6章 触覚システムとその構成要素
・第7章 触覚-身体覚システムの能力
・第8章 知覚システムとしての味わうことと嗅ぐこと
・第9章 視覚システムの進化
・第10章 視覚システム 環境の情報
・第11章 技術による光の構造化
・第12章 包囲情報のピックアップ 走査
・第13章 情報ピックアップ理論
・第14章 不完全な知覚の諸原因
・結論
・訳者あとがき
著者:J.J.ギブソン、佐々木正人、古山宣洋、三嶋博之監
出版社:東京大学出版会
サイズ:A5
ページ数:391
発行年:2011.05
