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近代日本の橋梁デザイン思想 三人のエンジニアの生涯と仕事

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近代日本の橋はどのように作られてきたか? 明治末から昭和初期にかけて活躍した三人の土木造形家、樺島正義、太田圓三、田中豊。その仕事の全容と設計思想を明かすとともに、橋梁設計の近代化の過程とその特質を論じる。気鋭の土木史家、渾身の力作。

■目次

・第一章 近代日本の橋梁設計

はじめに/本書の対象と目的/用いる史料/関連する既往の知見/明治-昭和初期の日本における橋梁設計史の概略

・第二章 樺島正義の仕事と市街橋設計思想

樺島正義について/樺島正義の経歴と仕事の概要/作品分析/樺島正義の橋梁美観思想と同時代的意義/樺島正義の橋梁設計思想とその同時代的意義

・第三章 太田圓三の経歴と仕事の概要

太田圓三について/太田圓三の生い立ちと学生時代/逓信省鉄道作業局入省から欧米留学まで/鉄道院・鉄道省時代/帝都復興院・内務省復興局時代/太田圓三の晩年の思想

・第四章 田中豊の経歴と仕事の概要

田中豊について/鉄道時代/帝都復興院・内務省復興局時代/鉄道省大臣官房研究所第四科長・東京帝国大学教授兼任時代/東京帝国大学教授専任以後/田中豊の橋梁設計思想

・第五章 隅田川六大橋の設計思想とその近代性

はじめに/隅田川六大橋の設計方針と各橋の設計/復興局の橋梁美観思想/隅田川六大橋の近代的特質と復興局の橋梁設計思想

・第六章 日本における橋梁設計の近代化とその特質

近代日本における橋梁技術発展過程の特徴/明治期における鉄道橋設計技術の特質/市街橋の設計に対する批判と樺島正義の登場/大正期の鉄道橋設計技術とドイツ最新技術の導入/田中豊の性格と太田圓三の思想/太田圓三と田中豊の意識のずれ/帝都復興期の設計思想とモダニズム/日本近代橋梁設計史における樺島・太田・田中の位置づけ

著者:中井祐

出版社:東京大学出版会

サイズ:A5

ページ数:641

発行年:2005.07