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コンパクトシティのアーバニズム コンパクトなまちづくり、富山の経験

セール価格 4,840円(税込)

さまざまな機能を集約し、経済活動を活性化させ、持続可能なまちづくりを目指すコンパクトシティ。富山市は20年近くにわたり「コンパクトなまちづくり」を推進してきた。その原点と軌跡、そして現在を考察する。人口減少社会における有効な都市政策の姿がここにある。

■目次

・はじめに(中島直人)

1 なぜ、富山市のコンパクトシティ政策なのか

  富山型コンパクトシティが与えたインパクト(高柳百合子)

  富山市における「コンパクトなまちづくり」の展開(中島直人)

  本書の構成(中島直人)

2 「コンパクトなまちづくり」の誕生                        富山のコンパクトな原風景(佐野浩祥・中島直人)

戦後における都市化の進行と都市政策の変遷(宮下貴裕) 

2000年時点での非コンパクトな都市、富山(野上正行) 

 コンパクトな街づくり研究会と「コンパクトなまちづくり」の誕生(深谷信介)

  富山ライトレールと「コンパクトなまちづくり」の初動形成(深谷信介)

  インタビュー1 「コンパクトなまちづくり」の原点を語る(森雅志・中川大)

3 「コンパクトなまちづくり」を具体化する施策の展開

 「お団子と串」の計画概念の整理(永野真義)

  結節点としての富山駅と周辺のリニューアル(佐鳥蒼太朗)

  中心商業地区:総曲輪周辺における都市再生事業の展開(仙石宇)

  都心地区(まちなか)での居住推進プロジェクト(永野真義)

  公共交通利用促進と公共交通沿線拠点育成(森崎慎也)

  地域維持とライフスタイルを多様にする選択肢の提供(沼田康佑)

  補論1 データ重視のまちづくりからスマートシティへの展開(高柳百合子)

  補論2 富岩運河環水公園の誕生(佐野浩祥)

4 「コンパクトなまちづくり」で育まれゆく都市生活のスケッチ

都市構造評価(マクロ)と拠点評価(ミクロ)を接続する試み(高柳百合子)

 まちなか高頻度利用者たちの日常行動パタンの可視化(沼田康佑)

  オープンエア型公共空間の創成と周辺変化:

ひとのアクティビティの変容を背景に(山下裕子)

  まちなかに生まれた市民活動 大手モールでの20年の取り組みとその軌跡(阿久井康平)

  文化型地域生活拠点での「ついで」活動(永野真義)

  市民主体のお団子まちづくりの現在地(永野真義)

  メルボルンの「コンパクトシティ」と「リバブルシティ」(永野真義)

  インタビュー2 「コンパクトシティ」の成果を語る(森雅志・中川大)

5 「コンパクトなまちづくり」の経験から何を学ぶか(中島直人)

・あとがき

著者:中島直人、高柳百合子、永野真義、富山アーバニズム研究会

出版社:東京大学出版会

サイズ:A5

ページ数:296

発行年:2020.11