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近代建築論講義

セール価格 3,080円(税込)

時代とともに移り変わる建築とその理論――西欧化とアイデンティティの模索という葛藤のさなかに、どのような表現が生み出され、その場所に息づいてきたのか。批評、設計から保存運動まで、第一人者たちが縦横無尽に語りつく。

■目次

・はじめに 伊藤毅

・第I部 現代の視線

  第1回 批評

   建築史と建築批評(五十嵐太郎)/建築史は現代とどう向き合うか(鈴木博之)

  第2回 理論

   近代の建築史と建築論(横手義洋)/世界把握の方法 歴史と理論(鈴木博之)

  第3回 装飾

 現代装飾論(石山修武)/現代の装飾はどこにあるか(鈴木博之)

・第II部 場所の意義

  第4回 地霊

   場に宿るもの(佐藤彰)/均質空間・異論(鈴木博之)

  第5回 物語

 ザムザかドゥエンデか、それが問題だ(松山 巖)/物語と建築(鈴木博之)

  第6回 記憶

   建築保存の意義(藤森照信)/建築保存は都市のお荷物か(鈴木博之)

第III部 近代の多面性

  第7回 伝統

   日本人職人の西洋建築技術への対応(初田亨)/象徴と自然庭園の近代(鈴木博之)

  第8回 都市

   都市の近代・近代の都市(伊藤毅)/都市の所有者たち(鈴木博之)

  第9回 技術

   技術の世紀末(難波和彦)/建築の骨格と循環器(鈴木博之)

・最終講義 建築

  未来への遺産(鈴木博之)/むすびに(難波和彦)

・付録 近代建築基本文献リスト

著者:鈴木博之+東京大学建築学科

出版社:東京大学出版会

サイズ:A5

ページ数:245

発行年:2009.11