シリーズ 都市・建築・歴史 01記念的建造物の成立
「建築・都市」から人類の営みの歴史を読み解き直すシリーズ。第5回配本となる本書では記念的建造物の成立を読み解く。階級と国家の形成。都城・宮殿・寺社・古墳に付加された意味とは。国家体制・生産体制・技術の変遷のなかで、建築・都市も素朴な形態から脱し、政治的・社会的特性を顕示する高度な記念碑性を獲得していく。
■目次
・序 古代社会と建築・都市 山岸常人
・1 日本の古代宮都-内裏の構造変遷と日本の古代権力- 橋本義則
・2 寺院造営と生産 上原真人
・3 中国の都城とアジア世界 妹尾達彦
・4 ギリシア・ローマの都市と建築
・5 建築技術の多様性-先史・古代における木の建築をつくる技術の歴史- 渡邉晶
・6 横穴式石室築造の思想-古墳時代の霊魂観をめぐって- 広瀬和雄
著者:鈴木博之、石山修武、伊藤毅、山岸常人
出版社:東京大学出版会
サイズ:A5
ページ数:390
発行年:2006.02
