
建築 未来への遺産
稀代の建築史家であり、つねに建築・都市の現在への鋭いまなざしを向け続け、評論の最前線を駆け抜けた鈴木博之。最も近しい研究者たちの手により、膨大な既発表テキストから書籍未収録のものを中心に精選し、系統的に集成。その足跡と思想を通観できる一冊。
■目次
・序 伊藤毅
I 建築史の方法
1 建築史の存在意義 (解題:横手義洋)
2 近代批判から場所論へ(解題:横手義洋)
3 保存論を拓く (解題:横手義洋)
II 都市・建築へのまなざし
4 郊外住宅と全体性 (解題:伊藤 毅)
5 西洋建築論 (解題:中島智章)
6 近代和風の表現 (解題:頴原澄子)
III 建築批評クロニクル
7 1970年代 (解題:石山修武)
8 1980年代 (解題:藤森照信)
9 1990年代 (解題:安藤忠雄)
10 2000年代 (解題:難波和彦)
11 2010年代 (解題:海老澤模奈人・戸田穣)
・付録 スクリャービン試論(解題:鈴木杜幾子)
著者:鈴木博之、伊藤毅
出版社:東京大学出版会
サイズ:A5
ページ数:417
発行年:2017.06