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近代天皇制と東京 儀礼空間からみた都市・建築史

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明治2年の東京奠都(てんと)以降の、国家と天皇に関わる儀礼空間を、式場の建築、敷地全体、行幸啓経路を一体としてとらえ、その全体像を明らかにする。伝統の継承と模倣、創造という観点から、近代天皇制が東京の都市空間の形成に与えた影響を考察する。

■目次

・はじめに 「土地の記憶」をめぐって

・序章 帝都・東京と儀礼 研究史整理と問題の所在

・第一章 儀礼の全体像とその分類 「都市を舞台とする儀礼」の位置付け

・第二章 祝賀儀礼と都市 多様な主体が催す儀礼空間の都市的拡がり

・第三章 祝賀儀礼の建築 式殿にみる「御殿風」様式の系譜

・第四章 大喪儀 東京市西部の練兵場・御料地の利用

・第五章 軍事儀礼 練兵場と宮城前広場における観兵式

・第六章 明治神宮外苑造営前史における空間構造の変遷

・結章 近代天皇制と都市・建築

・附録 儀礼一覧

著者:長谷川香

出版社:東京大学出版会

サイズ:A5

ページ数:400

発行年:2020.06