ホーム 「洗い」の日本建築史 建築の経年と木肌処理技術

「洗い」の日本建築史 建築の経年と木肌処理技術

セール価格 7,920円(税込)

木肌に付いたシミや変色など、物理的な汚れを落とし、経年により古びた建物の視覚的な印象を操る「洗い」の仕事・技術を、日本建築の歴史から解明する。また、伊勢神宮に象徴されるような「新しさ」の美意識と、茶室のわびさびのような「古び」の美意識が、どのように醸成され、定着していったのかを考察し、「建築の経年」への新たな視点を与える。

■目次

序章 日本建築における「洗い」

第一章 木肌削り出し 古代から近世に至る痕跡と記録

第二章 洗清と清鉋 中世・近世伊勢神宮遷宮記録に見る竣工儀式

第三章 灰汁洗い 近世作事文書に見る洗いの記録

第四章 近現代の洗い 「洗い」と「木肌削り出し」の発展と変容

終章 洗いか古びか 日本建築の経年美

附論 洗いの道具について 桶・箒・コソゲ・薬液

著者:中山利恵

出版社:東京大学出版会

サイズ:A5

ページ数:304

発行年:2024.02